『乳癌学会in熊本 メンターセッションのご案内』

 『乳癌学会in熊本 メンターセッションのご案内』

 ●メンターセッションの目的:近年、学会に勉強のために参加する患者さんや一般の方が増えていますが、学会は本来、医療者の学術研究の推進のために開かれるもの。分からない点やもっと知りたい点があっても、会場で医療者の方に質問するのは、原則的にマナー違反とされています。そこで、乳癌学会で話される学術発表を、患者さん対象に合わせた解説をしていただき、参加した皆さんが今後の各自の活動等に活かしていただくことを目的に開くのが、メンターセッションです。
 
 ●参加対象者: 基本的に乳癌学会に参加する患者さんを対象としますが、学会に参加できない地元の患者さんや医療者の皆さんの参加も可能。

 ●日時:平成24年6月28日(木)19時〜21時  
●場所:チサンホテル熊本 会議室たかちほ   ●定員:35名                                          
●参加費:1000円
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 ●内容 乳癌学会の中の「プレジデンシャルシンポジウム」について
   専門家の先生に分りやすくお話して頂きます。
   http://www.med-gakkai.org/20jbcs/pro/(乳癌学会プログラム参考)
  ○19時〜19時半 プレジデンシャルシンポジウム2
                  『臨床試験―グローバル化に向けての戦略、進め方』について
          講師:公立那賀病院 乳腺外科科長 谷野裕一先生
  ○19時半〜20時 参加者の皆さんから質疑応答、ディスカッション
  ○20時〜20時半 プレジデンシャルシンポジウム1
          『バイオロジーからみた乳癌の治療戦略』
          プレジデンシャルシンポジウム3
         『分子標的療法の現状と展望』の内容を含んだ最新の情報について       
                 講師:京都大学大学院医学研究科 標的治療腫瘍学講座 
             特定准教授 佐治重衡先生
  ○20時半〜21時 参加者の皆さんから質疑応答、ディスカッション
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■申し込み方法:メールにて以下をご記入のうえお申し込みください。氏名、住所、携帯番号、メールアドレス  ※可能ならば患者さんか医療者かお立場をご記入下さい mentorsession@gmail.com
 ■申し込み締め切り日: 定員になり次第、締め切らせて頂きます。
 ■お断りとお願い:この報告会&メンターセッションは、日本乳癌学会および第20回学術総会のプログラムではありません。 参加者有志の企画・運営による自主独自のイベントです。

企画・運営:メンターセッションin熊本実行委員会  桜井なおみ・三好綾
連絡先: mentorsession@gmail.com

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5月の活動報告と、6月以降の活動予定
 なかなかブログを更新できず、申し訳ありません!
学ぼう講座も無事に終了し、何とかかんとか過ごしております。
日曜日にはNPOの運営委員会を終え、活動報告等しましたのでこちらにもUPしておきます。

〇4月(後半)活動報告
・NPO法人PANDAさんダンボールハウス制作:24日(火)14時〜サロン
・南風病院サロン:27日(金)13時半〜南風病院
・学ぼう講座4日目:29日(日)10時〜県民交流センター
・学ぼう講座5日目:30日(祝)10時〜県民交流センター

〇5月活動報告
・鹿児島大学病院サロン:9日(水)14時〜16時/大学病院
・第1回RFLかごしま運営委員会:同日18時半〜
・イオン黄色いレシートキャンペーン:11日(金)15時半〜17時
・がん政策サミット2012春:11日(金)〜13日(日)/東京都
・若者患者さんおしゃべり会きらら:13日(日)13時〜15時/ボラセン
・ほっとサロン今給黎:同日13時〜15時/今給黎総合病院       
・学ぼう講座6日目:19日(土)10時〜/県民交流センター
・学ぼう講座最終日:20日(日)10時〜/県民交流センター
・南風病院サロン:25日(金)13時半〜15時半/南風病院
・おしゃべり交流会:27日(日)10時〜12時/ボラセン
  
◆今後の予定
毎週火曜日・木曜日 10時〜16時/保健センター2Fサロン

[5月]
・医学部1年生に授業:5月29日(火)13時〜/大学病院講堂(三好)
[6月]
・きらら:6月3日(日)13時〜15時/ボラセン
・医学部生研修:5日(火)午後より/サロン
・イオン黄色いレシートキャンペーン:11日(月)15時半〜17時
・医学部生研修:12日(火)午後より/サロン
・鹿児島大学サロン:13日(水)14時〜16時/大学病院
・RFL実行委員会:13日(水)18時半〜20時半/ボラセン中会議室
・ご遺族の会:14日(木)13時〜15時/サロン横小会議室(椎屋)
・がん教育研究班講演:同日13時〜16時/国立がん研究センター中央病院(三好)
・ほっとサロン今給黎:20日(水)13時〜15時/今給黎総合病院旧会長宅
・がんを語り合う広場運営委員会:20日(水)19時〜21時/東京都
・南風病院サロン:22日(金)13時半〜15時半/南風病院1F会議室
・おしゃべり交流会:24日(日)10時〜12時/ボラセン活動室1
・運営委員会.総会:25日(月)18時半〜20時半/ボラセン小会議室1
・乳癌学会:28日(木)〜30日(土)/熊本市
・メンターセッション熊本:28日(木)18時半〜/チサンホテル熊本
[7月]
・きらら:1日(日)13時〜15時/ボラセン
・大学サロン:11日(水)14時〜16時/大学病院
・イオン黄色いレシートキャンペーン:同日15時半〜17時/イオン
・ほっとサロン今給黎:18日(水)13時〜15時/今給黎総合病院旧会長宅
・おしゃべり交流会:22日(日)10時〜12時/ボラセン活動室1
・運営委員会:23日(月)18時〜20時半/ボラセン小会議室1
・南風病院サロン:27日(金)13時半〜15時半/南風病院1F会議室

カテゴリ:運営委員会 | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
がん医療を学ぼう講座〜19日/20日〜

 4月1日から開講した「がん医療を学ぼう講座」も最終日を迎えます。週末は緩和ケア、患者さんの声をどっぷり聞ける講義となっています。当日参加も可能です。
ぜひお越しください。

【5月19日(土)】10時〜14時50分
かごしま県民交流センター大研修室第4(4F)
医療者:5000円 一般:3000円 治療中の患者さん:1000円

○『鹿児島の在宅医療』
 ナカノ在宅医療クリニック 院長 中野一司先生
○『いまどきの緩和ケア』
 神戸中央病院 緩和ケア科 新城拓也先生
○『がん患者家族のケア〜グリーフケア〜』
 社会医療法人博愛会相良病院 副院長 ホスピス長 斉藤裕先生
○『がん、その先へ〜病と向き合って生きる〜』
 朝日新聞東京本社 精巣腫瘍患者さん上野創さん

【5月20日(日)】10時〜13時50分
かごしま県民交流センター大研修室第2(3F)
医療者:5000円 一般:3000円 治療中の患者さん:1000円

○『がん患者さんの心のケア』
 国立がん研究センター東病院 緩和医療科・精神腫瘍科 科長 木下寛也先生
○『がんで死ぬということ』
 天陽会中央病院 緩和ケア科 高濱哲也先生
○『がん患者さん向けメイクセミナー』
 美容ジャーナリスト山崎多賀子さん
★講義終了後、受講生の皆さんの交流を兼ねて同会場でお茶会を開催します。

ぜひぜひご参加くださいませ。

カテゴリ:がん医療を学ぼう講座2012 | 08:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
上水流さんの旅立ち。
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今日は皆さんにお知らせがあります。

NPO法人がんサポートかごしまの副理事長として、
がん患者さんのため、ご家族のため、子どもたちのために
精一杯生き抜いた、上水流政美さんが5月7日に旅立ちました。

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つい先日の4月1日の「がん医療を学ぼう講座」では、社会保障に関する講座を
担当し、しんどいながらも立ったまま50分間、講師を立派に務められました。
17日のご遺族の会が開催されたサロンの日も、ご家族とサロンにこられ過ごされました。



こうやって思い返すと、本当に上水流さんとの思い出はたくさんたくさんあります。
がんサポートかごしまが任意団体として立ち上がったときからのメンバーです。

実は私がNPO法人ピンクリボンかごしまで事務局をしていたころ、
上水流さんとお電話でお話したことがあると、あとから知りました。
ピンクリボンに電話をしてこられて、
『鹿児島にがん患者会はありますか?』と尋ねられました。
私はそのとき、『生と死を考える会』をご紹介した記憶があります。
その頃は、まだ全部位を対象とした患者会は鹿児島にはありませんでした。

そのあと、鹿児島でRFLに習った「つなげよう!命のリレー」を開催することが決まり、
NHKのがんの特集を見た上水流さんから、鹿児島でもあるのですねと
お問い合わせを頂いたことがきっかけで、出会いました。

平成19年に開催した鹿児島で初めてのがん患者さんの交流会に参加してくださいました。
あの交流会で、さかもとゆうこさんが命のリレーの実行委員募集を呼びかけました。
それがご縁で上水流さんは実行委員となり、私たちとのご縁が始まりました。

それからずっと現役で医療ソーシャルワーカーを続けながら、がんサポの活動に
参加してくれました。再発をしてからも、ずっとです。
彼の願いは『全部位のがん患者会を作ること。それから各部位の患者会が出来ること』でした。
そして『命のリレー』を開催し続けること、でした。
5年前にRFLのACSの研修を受けてきてくれたのも彼でした。

いつでも物静かな中に強い信念をもっている方でした。
頼りないリーダーである、私をいつもいつも支えてくれ、
私ががん対策やサロンのこと等の夢を語るときには、いつも上水流さんの笑顔が傍にありました。
『それはいいね!』といつも微笑んでくれました。
『三好さんは、明るいねえ!』といつも笑ってくれました。

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最後のいのちの授業は昨年の11月。
みんなで一緒に受講しに行きました。そのとき、読売新聞の本田真由美記者さんが
取材に来てくださり、記事にしてくださいました。
彼がいつもいのちの授業で言っていたこと。
「命のバトンタッチをします。おじさんがいなくなっても、思い出してくださいね」

そのときに上水流さんが子どもたちに書いた手紙の一部です。



上水流さんとはサロンで2人になることも多くいろんな話をしてきました。
彼の口癖は
『自分らしく生ききる』と
『自分の命は自分で決める』でした。

本当にそのとおりの人生を歩かれました。

胃がんになり再発してから、富士山にも登りました。
同窓会に楽しそうに出かけました。
昨年はクロアチアへ一人旅にも行きました。
定年退職まで仕事を全うしました。
還暦を迎えました。

サロンも頑張りました。イオンの黄色いレシートにも何度も立ちました。
命のリレーも歩きました。RFL高知にも行きました。
種子島にも旅行しました。

自宅に帰ってから、私たちに在宅の様子を教えたいと
お茶会の連絡をくれました。
最後まで何かを教えようとしてくださいました。

最後まで人の手をほとんど借りず、自分の生活の場の中で
散歩をし、おいしいものを食べ、めだかをかわいがり、
ご家族と過ごされて、
『明日は楽しみだね』という会話をしながら、眠るように旅立ちました。

ご家族や同窓生の皆さんから、上水流さんが
がんサポートかごしまの活動を、仲間たちを
心から大切にし、大好きでいてくれたかを伺いました。

私たちは、上水流さんに会えて
本当に幸せでした。

上水流さん、本当に本当にありがとう。
お空でゆっくりしてね。そちらの仲間にどうぞよろしくお伝えください。
また会う日まで。さようなら。

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