12月6日(土)曽於市の生き生き健康センターにて
「がん医療を学ぼう講座」を開催しました。
司会は、NPO法人がんサポートかごしま副理事長、野田真記子さん。
最初の講演は「がんとともに生きること」。
乳がん患者で、がんサポートかごしまの堂薗いずみさん。
とても穏やかでしっかりした口調で、ご自身の体験を
お話してくれました。がんサポートかごしまの活動内容、
患者会との出会い、告知を受けてからの気持ち、
家族が抱きしめてくれたお話など。心にしみるお話でした。
そして国立がん研究センターがん対策情報センター長の
若尾文彦先生。先生は毎年、鹿児島に講演に来てくださっています。
『地域のがん情報の探し方』として、検診のこと、
相談支援のこと、情報を得るためのテクニックなど、
多岐にわたるお話を、曽於市の情報を交えながら
お伝え頂きました。
鹿児島市の今給黎総合病院の緩和医療科部長の松添大助先生からは
『どうして”がん”が怖いのか?』のお話がありました。
緩和ケアの先生がお話する「死生観」は、「天国がある」と思っている人にも
思っていない人にも、納得できるお話だったと思います。
緩和ケアのことについても、お話いただいたので
一般の皆さんにも、言葉が浸透すると良いなと思うことでした。
最後に、鹿屋医療センター相談支援センターの田畑知子師長さんから
「相談支援センター」のご紹介をしていただきました。
相談支援センターはがんになる前にも利用ができること、
何でもご相談いただけることをお話下さいました。
終わった後の「おしゃべり交流会」には、22名の参加があり、
講師の先生方を交えて、曽於市、宮崎などから来られた皆さんとお話が弾みました。
曽於市には、拠点病院も指定病院もないので、
相談支援センターや患者サロンもありません。
こういった機会があればまた参加したい!という声も多かったので
ぜひ継続をどうにか考えていきたいと思いました。
次は、「がん医療をまなぼう講座」が20日(土)、21日(日)
に開催されます。1日でも参加可能ですので、ぜひご参加くださいませ。
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